鎌倉の家

●設計事例の所在地: 
神奈川県鎌倉市
●面積(坪): 
115.36㎡(34.8坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

玄関横の通路に沿ってあった既存の植栽を活かし、玄関を入ると中庭の緑と光が目に飛び込んできます。玄関部は照度を落とし、飾り棚とした下駄箱上をクローズアップできる空間としました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

間口が狭く、南北に奥行きのある形状の敷地。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

間口が狭く南北に奥行のある敷地です。その奥行に沿って西側に細い通路が存在しています。その通路と奥行の長さをどう克服し特性に転化できるかが設計のポイントです。
通路に沿ってあった既存の植栽を活かし、コの字状プランの間取りにし、中央部に中庭を設け、そこから各室の光を確保しています。二階西南側を部屋にせず、デッキを設け一階北西の部屋に午後からの陽射しも入れる工夫をしています。
居間と食堂が南北に離れている気がしますが、むしろ適度な距離で、なかなか快適そうです。この家の出来映えの良さ、特に、ディティールと距離感はかなりの部分が建て主さんのこだわりに負うところが多く、空間の良し悪しは、“間”の取り方にあるということを改めて感じさせられました。

その他の画像: 

南北に縦長の土地を活用したコの字プランの2階リビング。周囲からの視線を気にすることなく光を確保することができました。

南北に縦長の土地を活用したコの字プランの2階リビングから中庭横を通る階段。階段にすることで上下階に中庭からの光を取り入れることができます。

和室は重心低めに、照度を抑えて。

設計者

ユーザー 株式会社 結設計 藤原 昭夫 の写真
オフライン
Last seen: 10ヶ月 2日 前
登録日: 2012-07-24 10:22